Olive の日記

文学少女

『結物語』の感想

 西尾維新さんの『結物語』を読んだ。

 短編四編が収録されている。表紙が白無垢姿の戦場ヶ原ひたぎが表紙だったので、大いに期待して読み始めた。予想に反して戦場ヶ原ひたぎはわずか4ページしか登場しない。

 23歳になり、警察官となった阿良々木暦くんが研修のために地元に帰ってきて、風説課で働くというようなストーリーである。警察官の中でもキャリア組という扱いらしく、本書の中でも随時突っ込みを受けている。懐かしいキャラクターも多数登場し、モンスターシリーズの前日譚として楽しめた。十年前に物語シリーズを読み始めて、阿良々木暦くんの年齢を追い越してしまったのだが、また同い年になれてうれしく思った。