Olive の日記

文学少女

『それでも町は廻っている』16巻の感想

 『それでも町は廻っている』16巻を読んだ。6年前にアニメを観てこの作品を読み始めた。高校生だった。当時から何の気なしに読んでいた漫画だった。しかし、16巻最後の

「ずっと…背中を追いかけて」

「どーにかここまで来ました」

で突然置いていかれたかのように感じた。私はこの6年間で大して成長していないし、夢をもったこともない。嵐山歩鳥も同じようなものだと勝手に思っていた。しかし、実際には、上記のようにしっかりと目標に向かって進んでいたようである。突然の自分との解離に喪失感を感じてしまった。