Olive の日記

文学少女

『ハードボイルド/ハードラック』の感想

  吉本ばななさんの『ハードボイルド/ハードラック』を読んだ。本書は、『ハードボイルド』と『ハードラック』の2つの短編小説で構成されている。一編あたり60ページほどである。
 どちらも悲しくて、優しくて、美しい余韻の残る物語だった。挿絵はよかったのだけれど、その裏面に文書がなく、唐突に物語が途切れてしまうのが少し嫌だった。